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不整脈は何ともいえない不安を感じる

2018.01.10

 

理事長の伊藤です。

 

私自身もたまに不整脈を感じます。

 

脈が飛ぶ感じで循環器が専門の私でもちょっと不安になります。

 

そんな時脈を触れてみると基本的には規則正しく打っていますが、たまに飛んだりしています。

 

そしてホッとします。

 

たまに飛ぶくらいなら心配ないと分かっているからです。

 

恐らく心房性期外収縮か心室性期外収縮でしょう。

 

これらは心臓疾患がなければ全く心配する必要はありません。

 

実は心臓疾患が無く健康な人のほとんどに多かれ少なかれこれらの不整脈は出現しているのです。

 

ちなみに脈が飛ぶといった程度ではなく全く不規則に打っているようなら心配します。

 

以前コラムに書いた心房細動ということになるからです。

 

不整脈による命の危険はありませんが、脳梗塞を引き起こす可能性があるのでこれは少し動揺します。

 

脈が飛んで気持ち悪い時、自分で触れてみて基本規則正しく打っているが時々(頻繁でも構いません)飛ぶなら心配なし、基本の心拍がバラバラなら心房細動で要注意という感じです。

 

脈の不整を訴えて来院される方のほとんどが前者の心配ないタイプです。

 

ですから心配がないと説明して薬は出しません。

 

心配ないと分かると安心して脈が飛んでも気にしなくなるものです。

 

心臓疾患がないことが前提です。

 

胸部レントゲン、心電図、場合によっては心エコー検査をして判断します。